コスト削減しながら安全性も確保!製造現場で一台何役もこなすタブレット

活用イメージ:製造現場での導入・運用

【概要】

製造現場では、装置の点検記録や納入品の在庫管理の結果を一度紙に書いてから、PCにデータ入力しているため、非常に時間も手間もかかります。
また大型の製造装置は稼働させる際、安全確保のため1つの装置につき複数人配置する必要があり、効率も良くありません。その一方で、タブレット端末には安全装置が付いていないので、緊急時の安全性に課題も。
これらの相反する課題を一挙に解決できるデバイスの登場が、いま求められています。

タブレット端末を製造現場に取り入れることで得られるメリット

京セラ製タブレット×HT3P形セーフティコマンダ※1

※1 Wi-FiモデルのKC-T304、KC-T302DT/ZUとセルラーモデルのDIGNO Tabにて動作確認済み。

▶ 紙に記入する手間と時間を省け、タブレット端末で一元管理が可能

▶ 安全確保のため複数の人員が必要な、備え付けの制御パネル。携帯性の高いタブレット端末に置き換えることで、省人化にも貢献

▶ 緊急時の安全装置となるセーフティコマンダで、ISO/IECの観点からも安全/安心な操作が可能

【課題】

時間や人員の無駄を極力省きたい…。これはどの業界でも共通の悩みでしょう。オートメーション化が進んではいるものの、属人的な作業が多い製造現場も例外ではありません。しかし、効率化を求めるあまり正確性や安全性を欠いては本末転倒。
リソースを有効活用するためのツールが必要とされています。

①装置の点検記録や在庫管理に時間を要する

▶ 点検記録や在庫情報を一旦紙に書いてから、自席に戻ってPCにデータ入力しているため、手間と時間の無駄。

▶ 入力値に誤記がある場合があり、エビデンスとならない。

点検記録や在庫管理を、素早くそして正しく記録する手段が求められます。

②製造装置に備え付けの操作パネルの場合、操作場所が固定されるため融通が利かない

▶ 大型の製造装置を稼働させる場合、操作者と動作の確認者など1つの装置に複数人配置する必要がある。

制御パネルをより自由度の高い形式にする必要があります。

③制御パネルをタブレットに置き換える場合、安全装置が必要となる

▶ 専用の制御パネルの場合は安全装置が付いているが、タブレットに置き換えると安全装置がないため、緊急時に装置停止ができないなど安全上の課題がある。

タブレットを操作パネルとする場合でも安全装置が必要不可欠です。

タブレットに安全装置装着で制御パネルとしても利用可能!

【ソリューション】

製造現場で求められるのは生産性と安全性です。生産性とは言うまでもなく、少ないリソースで多くの成果をあげること。これまで過分な時間と手間を掛け行ってきた属人的な作業も、京セラ製タブレットを導入することで、大幅にスリム化することができます。
さらに安全装置となる「HT3P形セーフティコマンダ」を装着することで、安全性を担保したまま省人化が可能に。
※HT3P形セーフティコマンダはIDEC株式会社が提供する製品です。

①定常的な記録作業を簡単にすることで大きな改善効果

これまで紙に記入してからPCに入力していた作業も、京セラ製タブレット(KC-T304、DIGNO Tab 、KC-T302DT/ZU)を採用すれば、その時間と手間も削減可能。さらに誤記入を防ぐためカメラには文字認識機能が付いています。

ポイント

●タブレットの導入でPC入力の手間を削減

●カメラからの文字認識で誤記入の防止

●タッチペン対応なので手書き入力にも対応可能

タブレットの導入でPC入力の手間を削減
タッチペン対応なので手書き入力にも対応可能

②制御パネルやTPとして利用することで大きなコストメリットに

持ち運び可能な制御装置として京セラ製タブレットを導入することで、安全確認のための人員を最低限の人数に削減することが可能になります。さらに、TP(ティーチングペンダント)の代わりにもなるので固定費を減らすことが可能に。
また一つのタブレットで複数のアプリケーションを使えるため、一人で複数の機械をオペレーションする際にも、各機器にタブレットを持ち運んで運用できます。

ポイント

●備え付けの制御パネルの代わりにタブレットを使用することで、操作位置に捉われることが無くなり、人員リソースの削減に繋がる

●TP(ティーチングペンダント)の代わりに利用することで固定費を削減

●操作アプリを変えるだけでさまざまな装置に対応

②制御パネルやTPとして利用することで大きなコストメリットに

③ISO/IEC規格に則った安全性を確保

京セラ製タブレットに「HT3P形セーフティコマンダ」を装着することで、ISO/IEC規格に則った安全性を確保。なかでもISO規格では、安全装置を可能な限り素早く操作できる場所に設置することが、求められています。その場所として、手元のタブレット以上に最適な場所はありません。
この安全装置は着脱できるため、必要なシーンのみ装着して使用可能。

③ISO/IEC規格に則った安全性を確保

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