PC紛失リスクに備えたセキュリティ対策できてますか?

PCは1人1台が当たり前。営業活動やリモートワークのためにノートPC を支給して、社外に持ち出して業務を行っている企業も多いのではないでしょうか。
昨今の国を挙げてのリモートワーク推進もあいまって、デスクトップPCからノートPCや2in1タブレットに移行し、自宅や外出先へのPC持ち出しを許可した企業も多いと言われています。
しかしながらPCの持ち出しは紛失・盗難などによる情報漏えい等の重大事故に繋がるリスクが伴います。
PCを持ち出す以上、100%防ぐことができずリスクは必ず発生します。そしてリスク軽減のためにはどのような対策が効果的なでしょうか

PC持ち出し時のセキュリティ対策

事前対策をどんなに行っても、過失による紛失や防ぎようがない事故は発生し得ます。代表的な事後対策として挙げられるのはMDM(Mobile Device Management)や、IT資産管理ツールの導入です。
万が一PCを紛失してしまった場合は、位置情報を確認して発見に努めたり、遠隔でデータを保護するなどの対策を取ることができます。

■対策その1. MDMツールで位置情報を取得する

多くのMDMでは、PCの現在地情報を自動取得する機能が搭載されています。PCの位置情報サービスを利用し、現在位置を地図上に表示することができ、万が一PCを紛失してしまった際の所在確認・PCの発見・回収に役立ちます。

■対策その2. BitLockerを利用したリモートワイプ

MDMの主要機能とも言えるリモートワイプ機能です。ツールによって仕様は異なりますが、一つの手法として前述した BitLockerの回復キーを遠隔削除することでPCを起動できないようすることが可能です。万が一PCを紛失してしまった場合でも情報漏えいを防ぐことができます。

このように、Windows標準搭載のBitLockerとMDMを組み合わせることで、より強固な紛失対策を実現できます。

■対策その3. 操作ログ取得による抑止のセキュリティ

「操作ログ」を取得することで、機密情報へのアクセス、アプリの活用、Web閲覧、USBメモリの利用状況などを把握することができます。「操作ログ」を取得するだけでなく、予め決めたルールに違反した場合には、アラーム通知することができます。
リアルタイムに把握することで、リスクを最小限に抑えたり、必要な対策を即座にうつことで、問題を発生させない環境を作ることができます。

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